哲学生の記録。

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【西洋倫理学史】

【西洋倫理学史】カントの倫理学について

1.二世界論からなるカントの倫理学 カントの倫理学は、カントの認識論に基づいてたてられている。つまり、カントは感性でとらえられる世界と英知によってとらえられる世界、もしくは現象の世界と仮想の世界を二つに区別した二世界論をその認識論の主な軸と…

【西洋倫理学史】内なる神のための合理論(デカルトとスピノザ)

合理論とは、経験・感覚を超えたものを存在するとみなす能力、すなわち「理性」に、認識の源泉を求める考え方である。私は、デカルト・スピノザの二人が経験・感覚を超えたものを存在するとみなす能力「理性」に知識の源泉を求めたのは、そもそも二人が経験…

【西洋倫理学史】カントとニーチェの到達点(普遍的な善の存在)

カントは、感性でとらえられる世界と英知によってとらえられる世界、もしくは現象の世界と仮想の世界の二つの世界があるのだとして世界を区別した二世界論をその認識論の主な軸とした。そして、そのような二世界論を人間にも当てはめることによって、カント…