哲学生の記録。

大学時代のレポート文章を載せます。

【倫理学概論】脳死からの臓器移植

1.どの状態を死とするか 人が生きている、死んでいるとはどのような状態なのか。一般に、生は死と相対するものとして考えられるが、実際には死の瞬間と言える一点はない。それは、完全な身体の機能停止に向かって徐々に進行していく不可逆的な現象であり、…

【哲学基礎演習】ソクラテスが死を恐れない理由

p.28(三) 哲学者は死を恐れない。死とは魂と肉体の分離であり、哲学者は魂そのものになること、すなわち、死ぬことの練習をしている者であるのだから 哲学者は死に臨んで恐れを抱くことなく、あの世で最大の善を得る希望に燃える。 哲学者は死ぬことと死ん…