哲学生の記録。

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【西洋近世哲学史】

【西洋近世哲学史】カント『純粋理性批判』におけるカテゴリーの客観的妥当性について

1.哲学することと、哲学を研究すること 哲学することは自己探求することであり、対自的に思惟することである。哲学を研究することと哲学することの間には大きな隔たりがある。というのも、哲学することは自らの身をもってそのように生きることだからである…

【西洋近世哲学史】デカルトの方法的懐疑から(思惟の傾向と存在への希望)

1.何もかもが疑わしい(日常生活は別として) デカルトの方法的懐疑は、疑えないものを見つけるためにあらゆるものを疑ってかかるという姿勢だ。デカルトがしたかったことは疑えないものを見つけることであったために、少しでも疑わしいことは、すべて虚偽…