哲学生の記録。

大学時代のレポート文章を載せます。

【宗教哲学】

【宗教哲学】カント『純粋理性批判』(挑戦の軌跡)

1.はじめに言い訳(よくわからなかったけど、がんばって解釈してまとめてみたよ) 私は、カントの『純粋理性批判』についてレポートを書く。とはいえ『純粋理性批判』を読んでみてわかったことは、この著作は私の歯がそう簡単に立つような代物ではなかった…

【宗教哲学】理性と信仰(共になくてはならぬもの)

1.哲学は理性を、宗教は信仰を 哲学は理性を、そして宗教は信仰を、それぞれの心的活動を行ううえでのよりどころにしている。このことをP.Tillichは「哲学は根底から問うという姿勢、すなわち、問うということに関しても問うような姿勢であり、また、すべ…

【宗教哲学】西田幾多郎という人「学問は畢竟lifeの為なり」

1.枯れ草を食む彼の文章は(西田幾多郎という人) 西田幾多郎は『善の研究』の序文の終りにゲーテの「ファウスト」よりメフィストの言葉を引用する。「思索などする奴は緑の野にあって枯れ草を食う動物のごとし」(1)。それは病かはたまた罰か。西田は「…