哲学生の記録。

大学時代のレポート文章を載せます。

『純粋理性批判』

【西洋近世哲学史】カント『純粋理性批判』におけるカテゴリーの客観的妥当性について

1.哲学することと、哲学を研究すること 哲学することは自己探求することであり、対自的に思惟することである。哲学を研究することと哲学することの間には大きな隔たりがある。というのも、哲学することは自らの身をもってそのように生きることだからである…

【宗教哲学】カント『純粋理性批判』(挑戦の軌跡)

1.はじめに言い訳(よくわからなかったけど、がんばって解釈してまとめてみたよ) 私は、カントの『純粋理性批判』についてレポートを書く。とはいえ『純粋理性批判』を読んでみてわかったことは、この著作は私の歯がそう簡単に立つような代物ではなかった…

【哲学基礎演習】カント『純粋理性批判』岩波文庫第二版(1786年)序文要訳

理性の営みに属するところの認識を取り扱う仕方について、学として確実な道を歩ませる。 論理学は学として確実な道を歩んできたが、というのも論理学が認識の対象とその差別とを度外視する権限を持っているからであり、それによって論理学において悟性は悟性…